宅配便は受け取り拒否できる？身に覚えのない荷物が届いた時の対処法

こんにちは！東京の運送会社、ハコブ株式会社です。

突然、自宅に身に覚えのない荷物が届いたら、どうしたら良いのでしょうか？このような状況に直面したとき、「受け取り拒否」という選択肢を知っているかどうかが、後々のトラブルを避けることにつながります。特に、誤配送や悪質な送り付け商法などは、適切な対応をしないと不必要なトラブルに巻き込まれる可能性があります。

今回は、荷物の「受け取り拒否」に関する基本的な知識と、実際にどのように対応すれば良いかについて解説します！

受け取り拒否とは？

「受け取り拒否」とは、何らかの理由で受け取りたくない荷物が届いた際に、その荷物を受け取らずに返送することができる制度です。

受け取り拒否が発生する代表的なケースには以下のようなものがあります。

誤配送

誤って他の住所宛の荷物が自宅に届く場合があります。

関連記事：「前の住人の郵便物や宅配便が誤って届いた時の対処法」

身に覚えのない荷物が届いた

架空請求やいたずら、または悪質な送り付け商法で、依頼していない荷物が届くことがあります。この場合支払い義務は一切ないため、不用意に受け取らず、拒否しましょう。

参考リンク：「消費者庁WEBサイト」

配送のキャンセルが遅れた

ネット通販でのキャンセルが遅れた場合、商品が発送されてしまうことがあります。この場合、受け取りを拒否することで、商品は返送されます。ただし、送料や手数料が発生する可能性があります。

長期不在で荷物を受け取れなかった

長期不在などで荷物の保管期間中に受け取ることができなかった場合、配送業者は一定期間荷物を保管しますが、その期間が過ぎると荷物は発送元に返送され、受け取り拒否とみなされることがあります。主要な配送業者の保管期間は、日本郵便とヤマト運輸が7日間、佐川急便は8日間です。意図しない受け取り拒否を防ぐために、事前に日時指定を行い、不在連絡票が届いた際は速やかに再配達を依頼しましょう。

長期不在や自己都合キャンセルを理由とする受け取り拒否は、発送元に迷惑をかける可能性があります。この場合、購入者が送料や手数料を負担することがあるため、十分に注意しましょう。

受け取り拒否の仕方

配達員から荷物を手渡されたら、その場で「受け取り拒否」の意思を伝え、荷物を持ち帰ってもらいます。荷物を受け取った後に不審な荷物だと気づいた場合も、配達員に連絡して回収してもらいましょう。


［コラム：荷物が届く前に受け取り拒否することはできる？］

荷物が届く前に受け取り拒否を行いたい場合、一部の運送会社ではその対応が可能です。ヤマト運輸では、当日配達予定の荷物に関しては、セールスドライバーやサービスセンターに電話をかけ、送り状（伝票）番号等の情報を伝えれば、受け取り拒否を依頼することができます。翌日以降の配達予定の荷物の場合は、問い合わせフォームを利用して事前に受け取り拒否を依頼することもできます。