軽貨物ドライバーは車両事故に要注意!事故に遭ってしまった時の対処法とは?
宅配便などの配達を担う「軽貨物ドライバー」。
配達すればするほど報酬がもらえる出来高制で、荷物量の増加も後押しし、稼げる職業として人気が高まっています。
一方で、軽貨物ドライバーの事故件数も増えています。
「荷物を安全に輸送すること」は、ドライバーに課せられた使命であり、事故は決して起こしてはならないものです。
しかし軽貨物ドライバーは車両の小回りが利く分、狭い道や人通りの多い場所への配送も多く、事故に遭うリスクも高くなっています。
もし配達中に事故に遭ってしまった場合、どうしたらいいのでしょうか?
今回は、いざという時の対応方法についてご紹介させていただきます。
事故後の流れ
①状況確認・負傷者の救護
交通の妨げにならないよう、安全な場所に車を止めて状況を確認します。
人身事故の場合は負傷者がいないか確認し、怪我人がいれば直ぐに応急措置を行います。
②警察に報告する
警察に連絡を入れます。人身事故・物損事故問わず、必ず警察に届け出ましょう。
事故が発生した場所、負傷者数、損壊の度合いなどを詳細に伝えます。負傷者がいる場合は併せて救急車も呼んでください。
自分で状況を伝えるのが難しい場合は、周りの人にも協力を依頼しましょう。
※注意※
小さな事故であっても、警察への通報は必ず行なってください。
事故の直後は体に異変がなくても、時間が経ってから痛み始めることがあります。
さらに注意したいのが、事故後に被害者が立ち去ってしまうケースです。
ありがちな例が、「一人で歩いていた子供とぶつかり、少し傷を負わせてしまったが、子供は大丈夫と応えて走り去ってしまった。本人が元気そうであったため特に問題ないと思い、通報しなかったが、その後子供の親が子供の怪我に気づき、警察に通報した。」というもの。
このような場合、最悪ひき逃げとして扱われる可能性もあります。
どんな事故でも「大した事はない」と思わず、必ず届け出ましょう。
③保険会社へ連絡を入れる
保険会社へ連絡を入れ、どのような対応を行うべきか相談しましょう。事故相手との交渉を代行してくれる保険会社もあります。
④現場担当者に連絡を入れる
依頼元に、事故にあった旨報告を入れます。お客様に迷惑をかけないためにも、送り先に連絡したり、他のドライバーに代走を依頼したりと、配達業務への影響が最小限になるよう、手配を行います。
⑤車を修理に出し、代車を手配する
事故車を修理に出します。車が走行不能な場合、レッカー移動を依頼します。
車両の状態にもよりますが、修理には少なくとも1〜2週間程度かかるケースが多くなっています。
まだ、昨今は半導体などの部品不足も生じているため、故障箇所によってはさらに手配が遅れる可能性があります。
車を修理している間は配達業務が行えなくなってしまうため、代車を手配する必要があります。
いざという時にスムーズに手配できるよう、予め代車サービスを行っている業者を調べておきましょう。
※注意※
故障や事故などで軽自動車が使用出来なくなった場合は黒ナンバー付きの代車を用意する必要があります。
黒ナンバーとは、軽貨物運送事業を行う車両に取り付けるナンバープレートのことです。
緊急事態であっても自家用車(白ナンバーや黄ナンバー)を代車にするのは違法行為となり、違反した場合、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金を課せられます。
実際の事故の例
実際にあった事故の例をご紹介します。
日頃から事故を起こさないよう意識することはもちろん、
イレギュラーな事態が起こった際も、適切な行動が取れるように備えをしておきましょう。
【Case1】
橋の上を走行中、スリップし車体が衝突。現場は路面が凍結しており、滑りやすくなっていた。
怪我人はいなかったが、車は走行不能に。レッカーにて車両を搬送し、修理に出した。
【Case2】
配送のため停止していた軽自動車に、他の車が追突。
怪我人は出なかった。修理費は相手方負担に。
【Case3】
前方不注意により他の車と衝突。損傷が激しく、車は廃車になった。
ハコブなら迅速に代車手配ができます
ハコブでは所属ドライバーさん向けに、修理中の代車レンタルを無料で行っています。
緊急で代車が必要な場合も、すぐに黒ナンバー付き代車のお渡しが可能です。
他にも、配達報酬が前払いで手に入る「報酬前払い制度」や、
ドライバーさんが悩みがちな確定申告についての相談会など、自社スタッフに対するバックアップ体制を整えています。
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